検定の種類

             著者:村上知也
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【検定とは】
あるデータに本当に意味のある差があるのかを調べます。
例えば、オタマジャクシとカタツムリの大きさを比較するため、
それぞれ5匹捕まえて、大きさの平均を出したとします。
 オタマジャクシの平均=3.5cm
 カタツムリ   の平均=4.0cm

 この場合、カタツムリのほうが大きいいと言っていいでしょうか?
 世の中には、まだまだ大きいオタマジャクシがいるかも知れません。

 こんなときに検定を行うと、
  95%の確率で、カタツムリが大きいと判定できます。
  →逆に言うと、5匹程度のデータではデータに差がないという結果になることがあります。

 この場合に利用するのが、2標本の平均の検定であるt検定です。
 (2標本の検定には、F検定、t検定、ウェルチ検定があります。
  その違いについては次回以降説明します)


 また、
 よく、テレビで、今の政策について、良いと思う?悪いと思う?ということで
 数人街頭インタビューをしている映像があります。
 ああいうのは、全く意味がないどころか、むしろ有害です。

 街頭インタビューするなら、検定で有意差があるデータであることを
 証明してから放映すべきですね。 

  • 最終更新:2011-08-16 15:03:44

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