シナジー2
著者:蜂矢維史

「シナジー(相乗効果)」
領域決定と、そこでの資源展開パターンを通じて求める相乗効果のことをシナジーといいます。たとえば、既存の技術ノウハウや設備などを新たな施策に活用する販売や生産、マネジメントにおけるシナジーなどがあります。
マンガの例では、相互に活用できるノウハウ(学力・運動能力)を集積することで、それぞれの能力をより向上し生産性を高めることに成功しています。
シナジーの類似概念として、「範囲の経済性」という言葉があります。これは複数の類似タスクを複数(人)でこなすよりも、まとめて(1人で)行う方がコスト的に有利に働く、というものです。
余談ですが、「規模の経済性」という言葉もありますが、これは「範囲の…」と混同しやすいので注意が必要です。以下のイメージで考えておくとよいかもしれません。
「範囲の経済性」類似した多様なノウハウ・設備を活用
「規模の経済性」同様のノウハウ・設備を集積
- 最終更新:2011-07-20 19:17:47