ロングテ-ル

                     著者:村上知也
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【ロングテール】
 インターネット上での現象は、生起頻度の低い要素の合計が全体に対して無視できない割合を占めるという法則です。

 一般に、少数の上位で全体の大半を占めるという、いわゆる「20:80の法則」に対するアンチテーゼです。

 マーケティングなどの分野では伝統的に「上位2割の合計が全体の8割を占める」という経験則が知られています。これは「2割の顧客から8割の売り上げ」「2割の社員が8割働く」などの形で使われますが、オンラインショップの売り上げなどを調べると、少しずつしか売れない商品の売り上げをすべて合計すると無視できない割合になり、逆に売り上げ上位の少数の製品を合計しても大した割合にはならない例があります。

まさに、チリも積もれば山となったのです。


この現象をグラフしてみると、あまり売れていない商品の部分が横に長く伸びるグラフになり、これを動物の尻尾に見立て、「ロングテール」と名付けられました。


					
  • 最終更新:2011-08-16 14:43:52

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