X理論

                著者:塚本直樹
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XY理論は、アメリカの心理学者ダグラス・マグレガーが人間に対する以下の2つの対立的な考え方を提唱したものです。

X理論「権限行使による命令統制」
Y理論「統合と自己統制」

【X理論】
 本理論は多少ニュアンスが違うかもしれませんが、「つんでれ」的かもしれません。やる気がない人間に対して強制的に仕事をやらせ、成果がでた場合は優しくしてあげますが(でれ)、成果がでない場合は激しい叱咤(つん)をする管理手法です。
 
 上記の漫画では、働かない亭主を強制的に働かせ(つん)、20万円の給料(成果)を得た亭主に対し、小遣い(でれ)を与えてますね。
また、X理論では自発的に行動をとることができない人間であることが前提ですので、奥さんが「1か月後にコンビニで20万円稼げ」と明確に命令しています。具体的に何をするのかトップダウンで決めるのが特徴です。

<理論概要>
人間は生来仕事が嫌いで、できる限り責任をとらずに仕事を放っておきたい志向がある。この考えに基づいた人間を管理するには、命令や強制、あるいは懲罰とった形の管理方法をとる必要があります。
<人事施策>
・全社的意思決定の多くをトップダウンで決める制度の構築
・権限と責任の一致をより強めた人事制度の構築
・トップダウンで組織ならびに個人目標を設定し、命令あるいは強制的に従業員に従事させる。また、従業員の成果に対して賃金(アメ)と懲罰(ムチ)でフィードバックする人事制度の構築

次回はY理論について、論じてみます!


  • 最終更新:2011-07-05 21:02:33

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